中国語検定HSK4級を受けてきました。
こんにちは、この記事を書いているKenです。しばらく漢字とは距離を置きたい気がします。
2014年12月6日、中国語検定のHSK4級を受験してきました。
中国語をひとりでコシコシと勉強し続けるぼくにとって、HSKは一つのベンチマーク。自分の中国語がどれくらい上達したかHSKを受験して確認しているんです。
前回の9月の中国語検定のテストで3級を突破しました。そこで、調子にノリに乗りまくって1つ上の「HSK4級」を受験してきたのです。

中国語検定HSK4級の試験会場、殺気がただよう・・・
今日は、ぼくが受験してみて判明した「HSK4級を合格する対策や勉強法」について書いてみます。HSK4級に興味がある方はよかったら参考にしてくださいね。
~もくじ~
- HSK4級のレベル・難易度
- ぼくがやったHSK4級の対策
- 実際に受験してみてわかったHSK4級の合格法
中国語検定HSK4級のレベル・難易度はどれくらい??
HSK4級のレベルをまずは確認してみましょう。4級とか3級とか言われてもぜんぜんピンときませんよね!?
HSKの公式ページによると、
中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる
という中国語運用レベルだそうです。ちょっとよくわかりませんね?笑

http://www.hskj.jp/level/index.htmlより
HSK4級のレベル・難易度で注目すべきは「語彙量の目安」です。HSK3級に合格な単語数が「600語」だったのに対して、HSK4級ではなんとその2倍の「1200語」が必要なのです。
1200個の中国語の単語を覚えなければいけない・・・・・
結構、HSK4級ってしんどい試験そうですねー^^
ぼくが実践した1つのHSK4級の試験対策
ぼくが行った中国語検定HSK4級対策はたった1つ。
それもすごくシンプルなものです。
それは、
中国語検定 HSK 公認 テキスト 4級 を一通り読み終える、
ということでした。
過去に合格したことのあるHSK2級と3級の対策法とまったく同じ。HSK公認のテキストを購入してそれをコツコツと読み続けるだけ。
これでHSK4級の合格もいただいた・・・・そう思っていました・・・・
中国語検定HSK4級を受験して判明したほんとうの3つの対策・勉強法
だがしかし、しかしです。
HSK4級の公認テキストを一回読み終えるだけで迎えたHSK試験本番。
ぼくは久しぶりに地獄をみました笑 こんなに苦しいテストが世の中にあるの・・・か・・・?と・・・
試験中に泣きたくなったのは中学校の期末テスト以来ですよorz

HSK4級の案内が涙でかすむ
HSK公認のテキストを読むだけでは圧倒的に勉強不足だったのです。
たしかにHSK公認テキストを読むことは大事。なにせ、日本HSK実施委員会が公認しているテキストですからね。
それじゃあ、いったい何がHSK4級の合格に必要になるのでしょうか?? HSK4級を実際に受験してみて判明した「しとけばよかった対策・勉強法」について書いてみました。
ぜんぶで3つあります。
1. 「生きた単語力」を身につける!
HSK4級では「1200の語彙力」が必要です。しかも、リーディング・リスニング・ライティングの3分野に応用できるほんとうに生きた単語力が必要です。
HSK4級の公認のテキストを読んでいても、わからない単語だらけでした。テキストの「覚えておきたい基本単語」をみてもぜっぜんわからない!笑 そんなレベルでした。

HSK3級とは比較にならないぐらい単語力が必要です。
HSK4級の語彙力をみにつけようと大量の単語カードを作成して応戦してみました。
もう単語カードがいくらあっても足らないぐらい単語力が不足していましたね笑

ぼくのHSK4級の単語対策がうまくいかなかった原因は、
身につけた中国語の語彙が死んでいたから
です笑 そう、ぼくが身につけた中国語の単語は息を吸っていなかったのです。なぜなら、中国語の単語の読み方だけにフォーカスしていたからです。
- 単語の意味
- 耳から入れる単語の音
という2つの単語の要素を無視していたのです。
ぼくが覚えた単語たちは「中国語の文章を声をだして読むとき」だけに効果を発揮するものでした。意味もあやふやだし、リスニングで単語を聞いてもピンとこない・・・
これから中国語検定HSK4級を受験される方は、
- 目でみて意味がわかる
- 口で声に出して読める
- 耳で聞いて理解できる
という3つのポイントに注意して中国語の単語をおぼてみてください。目・口・耳の3つの感覚器官を通して理解できるように単語を覚えることが大切です。
生きた単語力をみにつけるには時間をかけてじっくりやらねばなりませんね。
HSK4級ではリーディング・リスニング・ライティングの3部門を通して高い語彙力が必要でした。4級の準備を始める方は、単語の暗記から始めることをおすすめします。
2. HSK4級のリスニングの難易度は高い
2つ目のHSK4級の勉強のポイントは、
リスニング(听力)に勉強時間を割く
ということです。ぼくはHSK2級から3級、そして4級、というように徐々にレベルアップしてきた奴です。そんなぼくがHSK4級と3級の違いでもっとも大きいと感じたのは、
4級のリスニングの放送回数が1回である
という点です。HSK3級までは「放送回数が2回」でした。リスニングの音声が2度読まれたのです。リスニングが苦手なぼくとしてはおお助かりでした!
だがしかし、HSK4級ではそんなサービスはついてきません。
どこの誰でもどんなに賄賂をおくっても媚をうっても、リスニングの放送回数は1回。集中力をきらしてしまうと、さあ大変。二度と同じダイアログは読まれません。
しかも、HSK3級・2級のリスニング第一問目として出題されていた「写真にマッチする文章を選ぶ?」問題がHSK4級にはありません。ぼ、ぼくの得点源が・・・・ サッカーでストライカーを失った気分ですよ笑
HSK4級を本気でとりにいく方はリスニング対策に力をいれましょう!
HSK4級のテキストにはリスニングの問題が非常に少なかったです。巻末の模擬問題ぐらいでしたね。リスニング力を強化したい方はHSK4級の過去問を解いてみたり、
中国語のリスニング本で耳を鍛えたりしたいですね。
このテキストには100つの中国語の文章が音声付きで収録されています。中国語リスニングアレルギーを持っている方は参考にしてみてくださいね笑
3. 合格点「180点」の獲り方を考える
HSK4級では満点300点中、180点をとれば「HSK4級合格」の称号をもらえます。
ぼくのように趣味でHSKを受験するのでなく、ビジネスや留学でHSK4級の取得が必要になっている方はよくこの点を考慮してみてください。
HSK4級は、
- リスニング(100点)
- リーディング(100点)
- ライティング(100点)
の3部門で成り立っています。問題数の多さに関係なく、どの部門にも等しく100点が配点されています。つまり、リスニングで0点をたたき出しても、まだ合格する可能性が残されているんですね笑
ぼくのように中国語のリスニングが苦手な人は、
リーディング+ライティング の200点
を貪欲にとりにいきましょう。リスニング0点でも合格できちゃいます。
さらにもっというと、HSK4級では「並べ替え問題」が鍵を握っています。なぜなら、
リーディングとライティングに10題ずつ「並べ替え問題」が含まれいるから
です。
HSK4級のテスト本番まで時間がない!!!!
と嘆いている方!とりあえずHSK4級テキストや過去問の「並べ替え問題」を集中的に解いてみましょう。
リーディングとライティングのスコアを短期間でアップできるかもしれません。
特に、ライティングの「並べ替え問題」がアツいです。なぜなら、ライティングの問題数が少ないからです。
並べ替え問題の一問一問の配点が大きいことになりますよね!? ケアレスミスに気をつけましょう!
中国語検定HSK4級も合格だぜ??
ふう、以上でHSK4級の対策・勉強法は終了です。
もし、もう一度HSK4級を受験できたら?という視点で記事を書いてみました。HSK4級・・・・お・・おぼえてやがれ・・・・
これからHSK4級に挑戦される方の参考に少しでもなれれば嬉しいです。
それでは、また今度です^^
Ken
後日談
やりました!完全に玉砕したと思っていたHSK4級に合格してました!

リスニングでのビハインドを他の2技能で補うことができました。つぎはHSK5級に挑戦してみます!!
ではでは^^
ありがとうございます。リスニングがポイントですね。参考にします!!
はい!がんばってくださいね^^