HSK4級のリスニングはまあ、難しいです。
音源は1回しか読まれませんし、スピードは早いからですね。
漢字の認識能力が高い日本人にとって、
いかにリスニングを攻略するか?
が4級合格のカギを握っています。
HSK4級リスニングで役立つ先読みテクニック
そこでオススメなのが、
HSK4級のリスニングでは「先読み」する方法です。
ご存知の通り、HSK4級のリスニングの問題文には、回答の手がかりになる一部分がかいてあります。
第1部の問題ならば「正誤判断する1文」。
第2部、第3部ならば、質問に対する4つの選択肢(回答)が問題冊子に書いてあります。
これらの文章は、HSK4級のルール上、音が流れる前に読んでもいい代物。
先読みで手がかりを把握することで、正答率を上げられるのです。
なぜなら、先読みをすれば、音源のどの部分に注目して聞けばいいかわかりますので、これは当然のことです。
例が読まれる時間に先読み
それでは一体、この先読みはいつ行えばいいんでしょうか?
それは、ズバリ、
各設問の「例」が読まれる時間帯です。
HSK4級のリスニングでは、ご丁寧にも、各パートごとに例文・例題が読まれます。
『HSK4級公式テキスト』の音源で計測してみたところ、
- 第一部(リスニング全体の説明も含む):1分58秒
- 第二部:32秒
- 第三部:45秒
という例題紹介の時間が設けられていました。
もちろん、この時間、ぼーっと座っているだけではもったいありません。
これから流れてくる問題に正しく回答するために先読みをするべきなんです。
この例文の時間で読めなかった文があっても大丈夫。
それらに関しては、前の問題を回答し終わった後に先読みをすればいいですからね。
ただ、最初の例文の時間で作った先読みのタメ・余裕が、後の問題における回答のリズムを作り出します。
時間に余裕がない時はマークは後回し
そして、2つ目のコツは、先読みに間に合いそうもないと悟ったら、
マークを後回しにすること。
マークをがっつりマークするのではなく、

解答用紙にチェックだけ入れておけばOK。

なぜ、このような後回しが可能かというと、4級では、
リスニングの後に「5分間の回答を見直し時間」が設けられているからです。
時間に余裕がなくて、マークできなくても、マークを塗れるんですね。
したがって、音源が流れている時間帯に優先すべきは、マークの塗り絵ではなく、先読みなんです。
余裕がない問題は簡単にチェックして、マークを塗る時間を「先読み」にあてがいましょう。
HSKのマークは横に細長い長方形であり、慣れていないと塗りにくい特徴もあり、塗る時間を思いのほかロスしがちです。
先読みの余裕がない場合は、マークを後にして先読みしていきましょう。
それでは!
Ken
コメントを残す