受験前に知っておきたい!口頭試験HSKK(初級)テスト当日の流れ




口頭試験HSKK(初級)テスト当日はどういう流れ?

HSKのスピーキングテストHSKK。

この口頭試験を受験するにあたって気になっていたのが、

テスト現場の様子です。

一応、公式の『中国語検定HSK公式過去問集 口試』には、細かく現場の状況が書かれていました。

 

が、やはりこの目で見てみないと、どのような環境で試験を受けるのかよく分かりません。

そこで今回、実際にHSKKの初級を受験し、無事に一発合格を果たしたわたしが、HSKKの初級試験の実際のテストの流れを紹介します。

 

入室締め切り

HSKKに限らずですが、HSKのテストは時間が厳しいです。

試験開始20分前から入室が可能で、集合時間きっかりで入場を締め切ります。

それ以降は教室に入ろうとしても受験者は入れてもらえません。

そのため、HSKでは「遅刻は命取り」。

普段はギリギリ思考の方も、早めの現地入りをおすすめしている次第です。

 

実際、入室締切のギリギリの時間帯に入ってみたところ、わたしを除く全受験者がすでに着席していて、次のような状況でした。

 

筆記試験HSKとほぼ一緒。

教室の前方にカセットテープが置かれ、その両側に2人の試験官が立ち、1つの長机に2人が腰掛けていました。

それが6列ぐらい続き、教室内には10〜20人の受験者が入っていました。

筆記試験との唯一の違いは、机にレコーダーが置いてあることです。

 

「口試カード」を記入

入室締め切り時間になると、試験の説明が始まります。

まず書かされるのが「口試カード」。

ここには

  • 名前
  • 国籍
  • 受験番号
  • 受験級

を記載します。

このカードは、録音レコーダーと一緒に袋に詰めて提出するもの。

つまりこのカードによって「レコーダーの吹き込み者」を特定する目的があります。

このカードは何気に重要なものですので情報は正確に記載しましょう。

 

録音方法の説明

続いて、試験官からレコーダーの使い方をレクチャー。

HSKKでは、試験官が生で聴いて採点するのではなく、1度レコーダーに録音し、それを後日再、採点官が聞いてスコアをつけられます。

したがって、

レコーダーの使い方を誤ると一発でアウト。

そもそも採点されずに不合格になる悲劇もあり得ます。

 

今回の試験会場ではOLYMPUSのICレコーダー「VN-541PC」を採用していました。

このボイスレコーダーの録音開始方法、内蔵マイク位置、喋り方まで懇切丁寧に教えてもらいます。

その様子はまるで、飛行機離陸前におこなわれるフライトアテンダントによる救命緊急脱出用の器具の使い方のレクチャー。

教室前方の試験官が自分の身体でレコーダーの使い方を実演してくれます。

 

ちなみに、ICレコーダー「VN-541PC」の場合、右中央のボタンで録音スタート。

内蔵マイクは上についていますので、その上側を自分の口に向けてしゃべります。

わたし自身、説明をしっかり聞いているつもりでしたが、危うくマイクの位置を逆に向けて話すところでした。

これでは自分の中国語が明瞭に録音できませんので、ヒヤリハット、でしたね。

 

ご自身の試験会場でもOLYMPUSのICレコーダーが使われる可能性もあります。

レコーダーの説明書は読んでおいて損はないですよ。

 

ただ、HSKの口頭試験のサポート体制は万全ですのでご安心ください。

1教室あたり試験官は2人配属され、ひとりは全体の統括、もう一人は個別にサポートしてくれます。

わからない場合は挙手で質問できるでしょう。

 

録音テスト

そして、一発本番ではなく、開始前に録音テストできます。

その試運転の結果を、サポート役の試験官に個別チェックしてもらえます。

録音できず不合格になる悲劇は起こらないように配慮されていました。

 

問題冊子を配布

録音テストが終わった段階で、いよいよ試験問題が配られます。

試験中の注意事項も試験官からこの時点で発表されますね。

 

試験開始

時間になると、試験スタート。

まずは自己紹介からです。

  • 名前
  • 国籍
  • 受験番号

を音声で聞かれますので、しっかり答えましょう。

HSKK初級の勉強法」でも書きましたが、これらの自己紹介パートは事前に準備しておくと本番でも安心です。

その自己紹介が終わりましたら「第1部」「第2部」「第3部」と続いて回答し続けます。

受験前は楽勝と思っていたんですが、意外にも苦戦したのが、

中国語の音声をきいた後すぐに喋ってはいけない、というルール。

 

中国語を聞いて1〜2秒待ってから答える形式。

その際、聞き取った中国語音声を脳内の短期メモリーにとどめておくのが難しかったです。

HSKK合格には「聞き取ってから喋り始めるまでの空白の時間」も内容を短期記憶にとどめておく力が要求されます。

日頃からシャドーイングで音声を練習することが、HSKの合格に繋がってくる、と確信しました。

 

それからもう1つ知っておきたいのが、周囲のプレイヤーの存在です。

複数の受験者が同じ会場で、それぞれが設問に口頭で答えます。

つまりは「騒がしい環境」で中国語を自分のペースで喋らなければなりません。

他受験生に影響されてしまうと、しゃべっている内容を忘れたり、メンタルがやられたりするのでご注意ください。

第3部まで終わるといよいよテストは終了です。

 

そして、最後にもう1つ注意すべきは、最後の第3部。

この問題では準備時間が与えられていて、その準備の後に1.5分、つまり90秒にわたって回答します。

中国語の初級者にとって、90秒中国語をしゃべるというのはハードルが高いですよね。

実はこの90秒はフルフルに使わなくても問題なく、逆に90秒ぴったり使ってもいいのです。

つまりは自分のペースで中国語を話さねばなりません。

 

周りがパタっとしゃべるのはやめても、言いたいことがあれば喋り続ける度胸が大事。

己のペースでゆっくりと話すことがこの第3部のコツです。

わたしは焦って早く読み終わり、時間が余ることになりましたが、90秒ふるふるで喋ったってもちろんいいわけです。

ここでは「時間」より「発言内容」で評価されますからね。

 

レコーダーの回収

そして第3部まで終了すると、声を吹き込んだレコーダーは回収。

机に置いてあるプチプチ袋に「ICレコーダー」と「口試カード」を同封し、蓋を閉めます。

このセットで試験官に提出するんですね。

 

それからHSKKでも問題用紙は持ち帰れません。

それと同時に問題用紙も回収されるでしょう。

問題用紙とレコーダーの回収が終わりましたら、晴れて外に出て帰宅することが許されます。

 

以上です。

これまで英語のスピーキングは体験したことがありましたが、中国語のスピーキングテストは初デビュー。

一体、どのように口頭試験が取り計らわれるのか気になってHSKK初級を受験してきました。

実際に受験してみて、HSKKはしっかり整備されているテストだという印象です。

録音テストできますし、2人目の試験官による個別サポート体制も整っていました。

ただ、全受験生が一堂に会してしゃべる形式なので、静かな環境で喋りたいと思っても喋らせてもらえないのがHSKKです。

 

現状では中国語スピーキングテストはHSKKしかありません。

リーディング、リスニング、ライティングの試験では満足できない方は、ぜひこぞってHSKKにチャレンジしてみてください。

実践的で役立つ中国語力を持っている、と対外アピールできる材料になるでしょう。

 

それでは!

Ken

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